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190624 馬場正尊氏 講演会

2019.06.11up

来る6月24日(月曜日)
馬場正尊氏(苗H04)の講演会を開催いたします。

場所:62号館1階大会議室
時間:19:00 ~ 20:30 (18:30開場)
参加費:無料

テーマ「工作的建築」
50歳を超えてから改めて、早稲田大学時代に学んだり感じたりしてきたことがボディーブローのように、現在の仕事に効いてきていることを再認識している。
例えば、今和次郎、吉阪隆正の人間の率直な営みを大切にする視線が、「東京R不動産」につながっている気がする。一風変った物件ばかりを集めた不動産仲介サイトだが、これはボイドから東京の今を浮かび上がらせる、考現学的な物件採集がきっかけで始まった。
また、僕の事務所の名前であるOpenAは、Open Architecture の略であり、これは当時、師である石山さん(本来なら石山修武先生と呼ぶべきだが、当時から先生と呼ばれるのが嫌いで、石山さんでいい、と言われていたのでこの呼び方にしています)が、「解放系の技術」という言葉を使っていたことが影響していると思う。建築を社会に、経済に、市民に、いかに開放していくか、これが今でも基本姿勢で、なんだか早稲田っぽい。
そして最近、「工作的建築」という言葉を使い始めた。社会の欲求が、計画的に街や建築をつくろうとする時代から、いかにして多彩な個のコミットを受け入れた、ノイズに寛容な風景に向かっているのではないかと考えたからだ。多数の手によって工作的につくられる都市や建築は可能か?
せっかく早稲田でいただいたレクチャーの機会だから、記憶と現在の活動を結びつけながら、都市と建築のこれからを一緒に考えてみたいと思います。

馬場正尊