________|TTTTT|_______  |<>| |<>| |<>| |<>| | 稲門建築会会員のみなさまへ  | |<>| |<>| |<>| |<>|  |<>| |<>| |<>| |<>| | このメールマガジンは  | |<>| |<>| |<>| |<>| 稲門建築会にメールアドレスを  |<>| |<>| |<>| |<>| | 登録している会員に 配信して  | |<>| |<>| |<>| |<>| います  |<>| |<>| |<>| |<>| |  | |<>| |<>| |<>| |<>| 【稲門建築会メルマガ】  |<>| |<>| |<>| |<>| | No.20≪2004.11.09≫  | |<>| |<>| |<>| |<>|  |<>| |<>| |<>| |<>| |                 ____-----M-----___--M--___--M--__ No.20コンテンツ=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-  01.≪『田を渡る風便り』関邦則さん(苗48))より≫  02.≪稲門建築セミナー シリーズ「熱湯夜話」第1回      語り部:並木隆史(苗44)開催のお知らせ≫  03.≪合同クラス会のご報告≫  04.≪イベントのお知らせ≫  05.≪ギャラリー情報≫  06.≪求人情報≫  07.≪事務局よりお知らせ≫  08.≪編集後記≫ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ------------------------------------------------------------ 01.≪『田を渡る風便り』「秋の信州より」      関邦則さん(苗48))より≫ ------------------------------------------------------------ 北信濃にお住まいの建築家 関邦則さんより秋の信州のお便りが届きました。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  秋の長野 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  はじめまして! 長野から風の便りを送ります。 私は武基雄研究室で修士を修了し、大阪で村野藤吾に学びました。その後、父 の病を機に故郷に戻り約24年が経ちました。今日はほんの少しだけ長野の紹 介を、、。 長野県の代表的なイメージと言えばさわやかな自然風景かもしれませんね。青 く澄んだ高原の夏もすばらしいのですが、喧騒の去った秋の山や小さな湖など もお勧めです。四季折々の風景や美術館などを訪ねてあちこちドライブするの が私にとって休日の楽しみになっています。最近は高速道路や新幹線が整備さ れたおかげで、簡単にアクセスすることができるようになりました。気軽に入 れる温泉もたくさんありますし、今頃は新そばやりんご・ぶどうなどのフルー ツを存分に味わうこともできます。 また長野県には古い街なみもあちこちに残っています。観光客で溢れる有名な 宿場町もありますが、中山道や北国街道にひっそりと取り残された街なみを最 近はデジタルカメラ片手にゆっくり歩いてみたりしています。 なんだかオジサンの観光ガイド風になってしまいましたが、スローな時間の流 れを体で実感できる長野県。とても大切な場所のように感じている今日この頃 です。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  近々の状況  まちづくりボランティア ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  長野市は1998年冬季オリンピック開催で世界的に有名になりましたが、 そもそも善光寺を中心にできた都市です。 私は仕事の傍ら、善光寺門前地区において住民と共にまちづくりや景観整備に 取り組んできました。この“まちづくりボランティア”は12年以上続いてい ます。こんなことばかりしていると事務所をやっていくことはできないのです が、実際には仕事より多くの時間を割いているんじゃないかと思います。 私たちが学んできた都市計画や都市デザインのスタディは近代都市のシンボル としての大都市をモデルにしていたので、伝統的な歴史文化の色濃いローカル な環境におけるまちづくりについては、木造伝統建築や職人技等について学ぶ のと同じように体験的に学んでいくしかないように思います。長い歳月かけて 醸成されてきたアイデンティティのなかでのまちづくりは、近代的な計画手法 とはまったく異なっています。地方都市においては、“地方”という言葉に凝 縮された前近(現)代的な状況は設計や計画にあたってのスパイス的な要素で はなく、計画や設計の大前提となるものです。前近(現)代的な状況のなかに 築き上げられているクォリティを保持しなければアイデンティティは消えてし まいますから、歴史や文化を熟知した上でのまちづくりのアイディアが必要だ と思います。 地方都市の現実的なまちづくりとしては、経済成長にあわせて中途半端に近代 化されてしまった街なみを景観的な視点からリフォームするようなケースが多 いのだろうと思います。善光寺門前においても景観整備が中心的課題です。ひ とたび設計者の立場に戻れば、建築と景観の“ずれ”に悩むことも多いのです が、この種のまちづくりにおいては「変わらないように変える」とでもいうの が極意なのかもしれません。 実際のまちづくりは絵に描いたようにとんとん拍子に進んでいくものではあり ません。行政の事業計画などについても住民は各々の立場で理解しますから至 極簡単なことでも延々と時間がかかりますし、とても地道で泥くさいものです。 まちづくりの主役である住民とともに悩み考えながら行政とのあいだに立つ調 整役がどうしても必要だと痛感しています。まだまだまちづくりから足を洗う わけにはいきそうもありませんね。 最近は、街なみ整備のヒントを見つけたくて、全国各地の街なみを訪ねまわっ ています。味わいのある街なみがまだたくさん残っていることに改めて感嘆し ています。順次パワーポイントでまとめているところです。いつか私のHPに 掲載できるかもしれません。 ◇関さんのホームページはこちら↓◇◇  http://www.avis.ne.jp/~kuniseki/  ◇関さんのプロフィール◇◇◇◇◇◇◇ 【プロフィール】 1950年  長野市生 1973年  早稲田大学理工学部建築学科卒業 1975年  早稲田大学大学院理工学研究科修士修了        都市計画 武基雄研究室在籍        有限会社村野、森建築事務所(大阪)入所        日本芸術院会員村野藤吾に師事 1981年  有限会社関・坂井設計事務所(長野)入所 1988年  社名変更 有限会社関建築+まち研究室   〜 現在、同所代表取締役 【作品や活動】 2001年  『須坂市ふれあい館まゆぐら』         第12回信州須坂町並み景観賞         2002年日本建築学会北陸建築文化賞 1997年  『大門町上地区のまちづくり』         1997年日本建築学会北陸建築文化賞 1996年  『サニウェイ松本営業所』         第8回松本市都市景観賞 1994年  『K.S.HOUSE』         第3回長野県建築文化賞 知事賞         平成7年度日本建築学会北陸建築文化賞 初雪の便りも聞かれ、信州はりんごを収穫し、各ご家庭では野沢菜の仕込み を始める頃。修士論文の調査で北信濃に行きましたが、周囲の山では青々と した冬野菜が、おかあさんたちの手で漬け樽に入るのを待ちわびていました。 関さんの関わられる『長い歳月かけて醸成されてきたアイデンティティのな かでのまちづくり』の営みを感じながら善光寺にお参りし、北信五岳や志賀 を初めとする周縁の山々に是非足をのばしてみては如何でしょうか。善光寺 平の冷たく澄んだ空気がきっとあたたかく迎えてくれます。(ち) ------------------------------------------------------------ 02.≪稲門建築セミナー     シリーズ「熱湯夜話」開催のお知らせ≫ ------------------------------------------------------------ 学生とOBの交流を目的とする 稲門建築セミナー シリーズ「熱湯夜話」 の第1回目を下記の通り開催致します。 是非ご参加下さい。 【稲門建築セミナー シリーズ「熱湯夜話」】 先輩を交え熱く語り合いましょう !! 第1夜「数奇の構造−スサビ・サビ・ワビ」      先人の美意識を探る 語り部:並木隆史(苗44) ◎日時:平成16年11月11日(木) 午後6時半から。 ◎場所:55号館S棟2階第3会議室 ◎会費:無 料 ◎備考:各自必要に応じ飲食の持込み可(但し、自己責任でゴミはお持ち帰り) 日本人として知っているようでいて実は知らない日本の伝統文化。 過ぎ去った古臭い過去のことと片付けてしまって良いのでしょうか !  伝統文化は先人の知恵のデータバンク、知れば知るほど驚嘆するばかり。 欧米ばかりに気を取られずにこのへんで一度は日本の文化を紐解いて見ましょう。 ------------------------------------------------------------ 03.≪合同クラス会の報告≫ ------------------------------------------------------------ 2004年度早稲田建築合同クラス会(幹事学年苗53)が、去る10月28日、 リーガロイヤルホテル東京で開催され、約200名の同窓が集いました。 池原名誉教授による特別講演「Atmosphere」での熱い語りのあと、懇親会では 年代を超えた多くの輪が出来、大いに盛り上がったクラス会となりました。 ------------------------------------------------------------ 04.≪イベントのお知らせ≫ ------------------------------------------------------------ (○初掲載、●既掲載) ★--------------------------------------------------- - - - - - - -    ○尾島先生出演 公共建築の日シンポジウム    ★--------------------------------------------------- - - - - - - - 尾島先生がパネリストとして参加される、公共建築の日シンポジウム「美しい 景観、魅力ある都市を目指して」が開催されます。 ◎日時:平成16年11月11日(木)13時30分〜17時 ◎会場:東条インペリアルパレス 5階 曙の間 ◎問合せ先はこちら→社団法人公共建築協会 総務部 シンポジウム担当           TEL03-3234-6265 FAX03-3239-3786           http://www.pba.or.jp ★--------------------------------------------------- - - - - - - -    ○2004吉 阪 隆 正 展 「 頭 と 手 」    ★--------------------------------------------------- - - - - - - - ◎主 催:2004吉阪隆正展 実行委員会      実行委員長: 鈴木 恂(建築家、早稲田大学芸術学校校長)      副委員長 : 富田玲子(建築家)           : 重村 力(建築家、神戸大学教授)           : 内藤 廣(建築家、東京大学教授)           : 後藤春彦(早稲田大学教授) ◎期 間:2004年12月3日(金)〜12月27日(月) ◎会 場:建築会館 東京都港区芝5丁目26番20号      JR田町駅,地下鉄三田駅 徒歩3分 ◎お問い合わせ     :「2004吉阪隆正展」 実行委員会事務局     早稲田大学理工学部建築学科 後藤春彦研究室 TEL:03-5286-3289 FAX:03-3208-7288 e-mail:info@taka2004.com 詳しくはこちらをご覧下さい→ http://www.taka2004.com/ ------------------------------------------------------------ 05.≪ギャラリー情報≫ ------------------------------------------------------------ ■INAXギャラリー■ 『建築のフィギュア 展  -プライベート・プロダクツ-』 ◎期 間:2004年9月1日(水)〜11月20日(土) ◎時 間:10:00〜18:00 ◎休館日:日祝日 ◎Tel 03-5250-6530 ◎入場料:無料 ■ギャルリー・タイセイ■ 『パリのル・コルビュジエ』 ◎期 間:2004年10月1日(金)〜12月17日(金) ◎時 間: 午前10時〜午後5時(入場は4時半まで) ◎休館日:土日祝日 ◎Tel 03-5381-5510  ◎入場料: 無料 ■ギャラリー間■ 『アンジェロ・マンジャロッティ展 イタリア建築界の巨匠、その建築/デザイン/彫刻 』 ◎期 間:2004年9月10日(金)-11月13日(土) ◎時 間:11:00-18:00(金曜日は19:00まで) ◎休館日:日曜日・月曜日・祝日 ◎Tel 03-3402-1010 ◎入場料:無料 ------------------------------------------------------------ 06.≪求人情報≫ ------------------------------------------------------------ =================================================== も┃の┃つ┃く┃り┃大┃学┃教┃員┃募┃集┃中┃!!┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━ ものつくり大学では建設技能工芸学科教員を、2名募集しています。 応募を希望する方、または、お知り合いで応募を希望される方は、 ものつくり大学のホームページを、ご覧のうえ、ご応募ください。       →http://www.iot.ac.jp/ ◎応募期限:2004年11月26日(金)(当日消印有効) ===================================================  ※白井裕泰(苗49)さんより情報をお寄せ頂きました ------------------------------------------------------------ 07.≪事務局よりお知らせ    「メルマガへの情報掲載依頼について」≫ ------------------------------------------------------------ 当メルマガは会員の皆様から、早稲田大学や早稲田建築、会員の活動に関す る情報等を広く受け付け、掲載しております。発行は月1回を目途にしてお りますが、弾力的に運営しております都合上、日にちを限定することはでき ません。メルマガへの掲載依頼は、一ヶ月以上の余裕を持ってしていただく ようにお願いいたします。 なお、掲載希望の内容につきましては担当委員会で検討させていただき、掲 載するかどうかを決定させていただく方法をとっておりますこと、ご了解く ださい。また、会員個人のイベント案内などの掲載希望につきましては、年 度の会費(5000円)納入の方に限らせていただいております。 ------------------------------------------------------------ 08.≪編集後記≫ ------------------------------------------------------------ 学生理事になり、メルマガを担当してあっという間の1年でした。後半はほ とんど井上さん頼りでしたが、コンテンツや広告など様々な部分で改善でき たと思います。学生理事の活動もまだまだ考えるところが多いと思いますが、 今後ともメルマガ・ホームページ共々よろしくお願いいたします。                           (もちづきけんた) メルマガの編集を引き継いでから1年たちました。コンテンツの充実を目指 しましたが、一朝一夕にしてならず。しかしながら、次第に記事の提供が増 えました。これからも、掲載してほしいことたくさんお寄せください。編集 後記の場所まで読んで下さった方がどのくらいいるかわからないのですが、 たわいもないことを書かせていただきました。これからたくさんの方々が編 集後記までスクロールしてくださることを願っています。有り難うございま した。                       (いのうえちあき) 大小問わずイベントの情報や、ご意見があればお寄せください。ご案内をタ イムリーに掲載するために、なるべく一月前をめどにお早めにお送りくださ い。 E-mail : wapmeruma@crocus.ocn.ne.jp ---------------------------------------------------------------------- 配信不要とご連絡をいただいた方については、その都度配信中止の処理をさ せていただいております。配信が不要な方は下記のアドレスまでご連絡くだ さい。また、メールアドレスの登録・変更なども稲門建築会までお願いしま す。 tel fax :03-3208-0640 E-mail : wapmeruma@crocus.ocn.ne.jp URL  : http://www.all-waseda.com/rikogakkai/toumon.arch/ /*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/ 【稲門建築会メルマガ】No.20≪2004.11.09≫ 総編集長:稲門建築会会長 尾島俊雄 編集責任者:広報委員長 浜田明彦、会員委員長 牧村功 編集担当:望月健太理事、井上千晶理事、田原潤一理事        渡邊直樹理事、栗生はるか理事 発行:稲門建築会事務局 東京都新宿区大久保3-4-1 55-S-2 /*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/