________|TTTTT|______________  |<>| |<>| |<>| |<>| |     | |<>| |<>| |<>| |<>|  |<>| |<>| |<>| |<>| |   【稲門建築会メルマガ】  | |<>| |<>| |<>| |<>|    No.34 ≪2006.02.01≫  |<>| |<>| |<>| |<>| |  | |<>| |<>| |<>| |<>|  |<>| |<>| |<>| |<>| |  | |<>| |<>| |<>| |<>|  |<>| |<>| |<>| |<>| |  | |<>| |<>| |<>| |<>|  |<>| |<>| |<>| |<>| |                ____----M----___--M--___--M--__ No.34コンテンツ=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 01 ≪稲門セミナー≫   ■2/10  第3回稲門建築ライブラリー公開懇親会/菊竹清訓『庁の舎』 02≪公開講評会≫   ■2/04 2005年度 早稲田大学建築学科 3年設計製図公開講評会   ■2/28 2005年度 早稲田大学建築学科/大学院建築学専攻             卒業計画/修士計画・修士論文 公開講評会 03 ≪最終講義のご案内≫   ■2/04 鈴木恂先生退任記念シンポジウム   ■3/10 風間了先生退任最終講義 04 ≪ギャラリー情報≫   ■INAXギャラリー 【肥田せんせぃのなにわ学 展】   ■ギャルリー・タイセイ 【垂直都市 ユニテ・ダビタシオン】   ■ギャラリー間 【日本の現代住宅 1985-2005】 05 ≪学生企画≫   ■学生コラム =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-  1月は東京でも雪が降り、10cm近く積もりました。まだ、その雪が少し 残っていますが、寒さもピークを越したしたようで、春が待ち遠しいばか りとなりました。  大学のこの時期は、学部1〜3年生は後期のテスト、4年生は卒業設計 の提出、修士1年生は就職活動、修士2年生は修士論文・計画の提出と、 どの学年も大忙しです。春よりも春休みが待ち遠しいといったところで しょうか。  今月10日には稲門建築会の主催で、菊竹清訓氏をお招きしてのライ ブラリー公開懇親会が開催されます。当日は古谷誠章先生コーディネート のもと、「出雲大社 庁の舎」を取り上げ、当時の貴重な施工映像など を交えながら、お話していただきます。詳しい情報は下記に掲載しており ます。 貴重な機会だと思いますのでふるってご参加ください。                       編集担当:田原潤一 ------------------------------------------------------------ 01 ≪稲門セミナー≫ ------------------------------------------------------------ ■第3回稲門建築ライブラリー公開懇親会 菊竹清訓「出雲大社 庁の舎」 吉阪隆正「日仏会館」・穂積信夫「早稲田大学本庄高等学院」につづく 稲門建築ライブラリー公開懇親会第3弾の開催が決定いたしました。今 回は「出雲大社 庁の舎」を取り上げ、ゲストに設計者の菊竹清訓氏を お招きします。当日は古谷誠章先生コーディネートのもと、当時の貴重 な施工映像などを交えながら、懇親会を行います。 年末・年始には模型制作ワークショップを6日間行い、学部1年生から 修士の学生まで、幅広い参加のもと、庁の舎の模型を制作しました。 年末に作りためた多くのPC材が、年明けのスタートとともにひとつずつ 組まれていく興奮と喜びを、18名の学生が共有しました。こだわりすぎ た部分や図面から読み切れなかった箇所を含め、皆で話し、考えなが ら作られた模型です。当日、ワークショップの様子とともに展示します ので、ぜひご覧になってください。 OBの作品の原図面や設計者本人のお話が聞ける貴重な機会です。 学生からOBまで、広くご参加ください。 ◎日時:2月10日(金)(夕方開始予定) ◎場所:55号館大会議室 ◎ゲスト:菊竹清訓、古谷誠章 問い合わせ:稲門建築会 ------------------------------------------------------------ 02≪公開講評会≫ ------------------------------------------------------------ ■2005年度 早稲田大学建築学科 3年設計製図公開講評会 ・日時:2006年2月4日(土)13:00-17:00 ・場所:早稲田大学大隈講堂(東京都新宿区西早稲田1-6-1) ・主催:早稲田大学理工学部建築学科教室 ■2005年度 早稲田大学建築学科/大学院建築学専攻        卒業計画/修士計画・修士論文 公開講評会 ・日時:2006年2月28日(火)13:00-17:00 ・場所:早稲田大学大隈講堂(東京都新宿区西早稲田1-6-1) ・主催:早稲田大学理工学部建築学科教室 ------------------------------------------------------------ 03 ≪最終講義のご案内≫ ------------------------------------------------------------ ■鈴木恂先生退任記念シンポジウム [シンポジウム:鈴木恂・建築の軌跡1965 - 2005] ◎パネラー:     植田実(建築評論家)、難波和彦(東京大学教授)     内藤廣(東京大学教授)、板屋リョク(武蔵野美術大学教授)     西沢大良(建築家) ◎司会:赤坂喜顕(早稲田大学教授) ◎日時:2月4日(土)15:00〜17:00 ◎場所:小野記念講堂(小野梓記念館地下2階) [建築展:MAKOTO SUZUKI WORKS] ◎日時:2月4日(土)〜2月11日(土)10:00〜18:00(2月5日は休館) ◎場所:早稲田ギャラリー(小野梓記念館1階)   [写真展:回KAIRO廊] ◎日時:2月4日(土)〜2/11(土)10:00〜18:00(2/5は休館) ◎場所:小野梓記念講堂ホワイエ(小野梓記念館地下2階) [最終講議:空間をめぐって 建築のフィールド野生] ◎講演:鈴木 恂(早稲田大学教授) ◎司会:鈴木了二(早稲田大学教授) ◎日時:2月11日(土)15:00〜17:00 ◎場所:小野記念講堂(小野梓記念館地下2階) 主催・問合せ   早稲田大学芸術学校   E-mail:aaschool@list.waseda.jp ■風間了先生退任最終講義 「実在建物の振動性状と杭基礎の耐震性」 ◎日時:3月10日(金)15:00〜16:30 ◎会場:早稲田大学理工学部57号館201教室 (早稲田大学ホームページに掲載が予定されております) 問合せ:稲門建築会 ------------------------------------------------------------ 04 ≪ギャラリー情報≫ ------------------------------------------------------------ ■INAXギャラリー 【肥田せんせぃのなにわ学 展】 ◎期 間:2005年12月1日(木)〜2006年2月18日(土) ◎時 間:午前10時〜午後6時 ◎休館日:日曜日・祝日 ◎問合せ:03-5250-6530 ◎入場料:無料 ■ギャルリー・タイセイ 【垂直都市 ユニテ・ダビタシオン】 ◎期 間:2006年1月6日(金)〜2006年3月31日(金) ◎時 間:午前10時〜午後5時(入場は4時半まで) ◎休館日:土曜日・日曜日・祝日 ◎問合せ:03-5381-5510 ◎入場料:無料 ■ギャラリー間 【日本の現代住宅 1985-2005】 ◎期 間:2005年12月8日(木)〜2006年2月25日(土) ◎時 間:午前11時〜午後6時(金曜日は午後7時まで) ◎休館日:日曜日・月曜日・祝日 ◎問合せ:03-3402-1010 ◎入場料:無料 ------------------------------------------------------------ 05 ≪学生企画≫ ------------------------------------------------------------ ■学生コラム「柿の木」  雪が降ると、ベランダの前にあった柿の木を思い出す。葉っぱが落ちて ただでさえ寒そうな柿の木に雪が積もり、余計に寒そうに見えたのをよく 覚えている。  一人暮らしを始めた年の冬、なぜかベランダのほうで何の前触れもなく 「ドン」という音がする。昼も夜も関係なく3日に1回ぐらいのペースで 「ドン」という音がする。最初はこの「ドン」のタイミングに法則性を 見出そうとしたが、何の手がかりも得られず、一年目の冬は過ぎた。  二年目の冬、その年も「ドン」はやってきた。一年間考えた結果、ベラ ンダの前の物置にネコが住み着いていたので、ネコが物置の屋根に乗った ときの音だろうと推測していた。しかし、実際に聞いてみると、それにし てはあまりに音が大きく、もしネコなら確実に着地失敗したような音だっ た。そして、「ドン」の後にかすかに聞こえる「ころころころ・・・」と いう音が気になった。  そんなある日、ベランダで洗濯物を干そうと思って眺めていると、熟し て今にも落ちそうな柿の実をつつく鳥が何匹もいる。そして、ハッと気が ついた。「ドン」は柿の実が物置の屋根に落ちた音だったのだと。よく見 ると物置の屋根のといに、落ちた柿の実がたまっていた。  それ以来、なぜかその柿の木に愛着がわいた。洗濯物を干すたびに見え るということもあって、季節によって表情を変える柿の木をよく観察した。 一番好きなのは5月頃の柿の木だった。うすい緑色の若葉がいっせいに成長 し、木がエネルギーに満ち溢れているからだ。それが夕日に照らされると、 光で葉が透きとおる。それが大変にきれいだった。夏は生い茂った葉に隠 れて大量のセミが鳴きさけび、秋はたくさんなった柿の実に鳥たちが群が った。そして冬は葉が落ちて、一気に寂しげな姿になった。柿の木は季節 の変化をつねに知らせてくれた。  そんな柿の木も一年ほど前、隣りの家の改築のときにあっさりと切られ た。古い木造の家が壊され、柿の木があった方向に寄せて新築された。今 では何の面影もない。そこにあるのは、5月のエネルギーでもなく、冬の 寂しさでもなく、「ドン」という音でもなく、一年中変わらない無表情な 特殊セラミックの壁。窓はいつも閉まっている。  隣りの家は雪が降っても関係のない優れた住宅になったのかもしれない。 しかし、失ったものも忘れないでほしい。雪が降るたびに見えない柿の木 がそう語りかけてくるような気がする。                      (編集委員 田原潤一) ------------------------------------------------------------ ≪お願い≫ ------------------------------------------------------------ ■大小問わずイベントの情報も寄せください。ご案内をタイムリーに掲  載するために、なるべく一月前をめどにお早めにお送りください。  (掲載に際しましては、広報委員会で検討させていただきます)  E-mail :wapmeruma@crocus.ocn.ne.jp ■配信が不要な方、またメールアドレスの登録・変更は下記稲門建築会  事務局までご連絡ください。  TEL&FAX:03-3208-0640  E-mail :wapmeruma@crocus.ocn.ne.jp ------------------------------------------------------------ /*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/ 【稲門建築会メルマガ】No.34 ≪2006.02.01≫  総編集長 :稲門建築会会長 尾島俊雄(苗35)  編集責任者:広報委員長 浜田明彦(苗50)  編集担当 :田原潤一学生理事(修2) 、後藤悠学生理事(修1)        山岸吉弘広報委員(修2) 、田川絢子広報委員(学4)        田中亜矢子広報委員(学4)、佐藤美央広報委員(学4)  発  行 :稲門建築会         東京都新宿区大久保3-4-1 55-S-2     http://www.all-waseda.com/rikogakkai/toumon.arch/ /*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/