開催の趣旨
今日、「文理融合」の重要性は広く認識されるようになりましたが、文系・理系の研究者が対等な立場で問いを共有し、現場で議論を重ねながら新たな知見を創出する、真の意味での文理融合研究は、いまだ十分に実現しているとはいえません。そのようななか、早稲田大学では、長年にわたりエジプトとアンコールの文化遺産調査を通じて、考古学、建築史、歴史学、保存科学、測量工学、環境研究など多様な分野を結びつけた研究を推進し、多くの成果を挙げてきました。エジプトではピラミッドや神殿などの巨大建造物を、アンコールでは寺院だけでなく、水利施設や道路、窯跡、都市構造までを対象とし、巨石文明や古代社会の実像に迫っています。本シンポジウムでは、これまでの調査成果を振り返るとともに、最新技術が文化遺産研究にどのような新たな可能性をもたらしているのかをご紹介します。エジプトとアンコールを通して、早稲田大学が実践してきた文理融合研究の成果と、その未来を展望します。
プログラム
趣旨説明
13:00?13:15 「早稲田大学の文化遺産研究と文理融合の意義」
田畑幸嗣(早稲田大学文学学術院)
第1 部 エジプト調査の歩み
13:20?13:50 「早稲田大学エジプト調査の歴史と成果」
吉村作治(早稲田大学名誉教授、東日本国際大学総長)
第2 部 アンコール調査の歩み
13:50?14:20 「早稲田大学アンコール調査の歴史と成果」
中川武(早稲田大学名誉教授、博物館明治村館長)
14:20?14:30 休憩
第3 部
14:30?15:00 エジプト調査の現在
黒河内宏昌(東日本国際大学・早稲田大学エジプト学研究所)
大石岳史(東京大学)
第4 部
15:00?15:30 アンコール調査の現在
岩崎好規規(早稲田大学理工学術院総合研究所)
松井敏也(筑波大学)
河?衣美(奈良県立橿原考古学研究所)
15:30?15:50 休憩
第5 部 対談
15:50?17:00「巨石文明の謎に挑む?エジプトとアンコール、そして文理融合の未来」
吉村作治・中川武
クロージング
17:00?17:15 「早稲田大学における文化遺産研究の意義と今後への期待」
長?潤一(早稲田大学文学学術院)
主催 早稲田大学エジプト学研究所、早稲田大学文化遺産総合調査研究所、早稲田大学ユネスコ世界遺産研究所
後援 早稲田大学研究推進部、早稲田大学理工学術院総合研究所、一社 )日本エジプト考古学研究所、
NPO法人太陽の船復原研究所、学校法人昌平黌
問い合わせ先
「文理融合が切り開く巨石文明の謎」シンポジウム実行委員会
e-mail:
egypt.angkor@gmail.com