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2026.10.02 UP NEW


10/12(月)〜18(日)吉岡淳夫(芽1989)彫刻展 のお知らせです。

傷み朽ち滅びゆく美

唐招提寺の如来立像は奈良時代より1300年の時を経て、彩色がはがれ頭部や手を失ってもなお凛として立っています。そしてローマのコロッセオは、2000年の間大気にさらされ風化しながらも堂々と建っています。木や石など自然の素材はやがて土に還っていきます。傷み朽ち滅びゆくさまにはかなさを想いますが、それと同時に美しさを感じます。今回の作品たちは傷つき朽ちかけた木をノコで切り、ノミで刻み太陽や月の光にあて、風雨にさらし大気の中で作ってみました。傷はそれ自体が個性であり、無傷なものより深みがあり魅力的です。木工品や家具を作る場合、傷のある部分は切り落としますが、敢えて傷をとり込み造型として生かしてみました。個性的な色や質感を持つ木はいきいきとして、削るたびに私の心に迫ってきます。

2026年10月彫刻家吉岡淳夫


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