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12/7(土)シンポジウム「『みずまちづくり』としてのインフラデザイン」

2024.11.21up

■シンポジウム「『みずまちづくり』としてのインフラデザイン」
・日時:2024.12.7(土)13:30-17:40
・会場:土木学会講堂+ZOOMウェビナー
・主催:みずまちづくり研究体
・共催:土木学会 景観・デザイン委員会,土木史委員会
・申込:土木学会行事申込https://www.jsce.or.jp/events
・参加費無料
・土木学会CPDプログラム登録

■趣旨
地域の小河川・水路・湿地・湧水といった水に関わるインフラは,その利用・管理を通じて地域社会を支える「地域水系基盤」としてその現代的価値を考える対象である.本シンポジウムでは具体的なフィールドにおける地域水系基盤に関する研究とデザイン実践の報告をもとにディスカッションを行う.多くの地域が抱える複合的課題解決に向け,水に関する横断的視点の議論を行うことを通じて,身近な空間的地域資源の活用と社会の自治力を向上させるデザインについて考える.本シンポジウムは科研課題B「地域水系基盤概念に基づいた水インフラとともにある暮らしの再生デザイン手法の開発」(代表:佐々木葉)の成果の共有とその先への展望を意図して開催する.

■プログラム
1:地域水系基盤研究の着眼と実践:佐々木葉(早稲田大学)
2:研究報告とディスカッション
(1)地域の生業と地域水系基盤
  a)古太田川沿いの集落と水:佐々木葉(早稲田大学)
  b)長井の文化的景観と小河川・水路:二井昭佳(国士舘大学)
  c)豊郷の地下水かんがい遺産と農業:林倫子(関西大学)
  ディスカッション
  コメンテータ 饗庭伸(東京都立大学)
(2)災害と地域水系基盤
  a)最上川百目木地区の堤防構築と文化的景観:福井恒明(法政大学)
  b)球磨川人吉の水害と復興計画:星野裕司(熊本大学)
  ディスカッション
  コメンテータ 中村圭吾(土木研究所)
(3)地域水系基盤と社会の関わり
  a)社会水文学からみる地域水系基盤:中村晋一郎(名古屋大学)
  b)地方都市における水と社会(隠岐,大洲などを事例に):福島秀哉(上條・福島都市設計事務所)
  c)伝統的水害対策と地域住民の伝統知(比良山麓地域):落合知帆(京都大学)
  d)「水辺」と「流域」による地域活動の再編可能性:山口敬太(京都大学)
  ディスカッション
  コメンテータ 落合知帆(京都大学)
3.全体討議
 コーディネイター:山口敬太
 パネリスト:二井昭佳,福島秀哉,中村晋一郎


土木学会会長・早稲田大学環境社会学科教授
佐々木葉(苗1984)