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No.154≪2016.11.11≫

2017.05.09up

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天高く馬肥ゆる秋も峠を越し
冬の訪れを感じさせる季節になりました。
今年の紅葉はいささか遅く感じられますが、
私は毎年、箱根山に並ぶカツラの木の落ち葉から薫る
大地の栄養を蓄えた甘く豊潤な匂いを楽しみにしています。
冬に移り変わりゆく秋の残り香を
全身で楽しんでみてはいかがでしょうか。

広報学生委員 瀬尾 翔 (小岩研究室 修士1年)

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コンテンツ++++++++++++++++++++++++++++++++++

01≪11/26(土)OBによる仕事紹介のお知らせ≫
 ■2016年度OBによる仕事紹介
02≪事業委員会からのお知らせ≫
 ■伊東正示氏(シアターワークショップ)講演会@早稲田小劇場どらま館
03≪研究室からのご案内≫
 ■連続セミナー「建築論の現在」第16回 人間生活遺構という視点から建築の在りようを問う
 ■早稲田大学建築学科・建築学専攻 構造系出身者懇親会のご案内(曽田研究室)
 ■「医学を基礎とするまちづくり(MBT)コロキウム」の開催(後藤研究室)
04≪ギャラリー情報≫
 ■「エッジを歩く/東チベット高原紀行」北田英治写真展
 ■彩寿会 第13回 秋季展2016 開催のお知らせ
 ■建築と社会を結ぶ -大高正人の方法

05≪こちら事務局≫


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01≪11/26(土)OBによる仕事紹介のお知らせ≫
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■2016年度OBによる仕事紹介(11/26(土))

この企画は【稲門建築会OBと学生の皆さんが本音で語り合う場の提供】をテーマに、
建築学科教室と稲門建築会の共催する稲門建築会の目玉イベントです。
直接様々な業種のOBの方々と本音の話ができ、例年、学生とOBの双方から大好評をい
ただいています。
学生の皆さんにとっては、将来を考える上でまたとないチャンスです。

○場所:早稲田大学西早稲田(理工)キャンパス
○日時:2016年11月26日(土)午後
○問い合わせ先:稲門建築会事務局 TEL03-3208-0640   toumonji@poppy.ocn.ne.jp

●第1部 業種別仕事紹介 13:00~15:30 会場:57号館202教室
 異なった業種12社から、その業種の実務を紹介していただきます。質疑応答は
 ありませんが、短い時間で各業種の概要をつかんでいただくことができます。

●第2部 企業別仕事紹介 15:40~17:45 会場:63号館2階201・202号室
約60社がブースを出展、それぞれの会社の業務について説明をしていただきます。
 OBの方と直接話ができるので、より詳しく実務について知ることができます。
 学生の皆さんには生の情報を得られる貴重な機会です。

●第3部 懇親会      18:00~19:30  会場:63号館1階 ロームスクエア
 立食形式の懇親会で、参加無料です。
 概ね専門分野ごとに纏まるようにテーブルを設けます。
 さらにフランクな形でお話ができると思います。

[会員委員長 渡邉顕彦(苗S57)]


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02≪事業委員会からのお知らせ≫
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■伊東正示氏(シアターワークショップ)講演会@早稲田小劇場どらま館
稲門建築会2015年度特別功労賞を受賞されました 伊東正示氏の講演会を開催いた
します。
伊東氏は早稲田大学建築学科在学時より一貫して「劇場」の研究を続け、新国立劇
場の設立準備に参加、以来、全国各地の「劇場」建設に数多くかかわり、「劇場」
のハードのみならず、ソフトを含めた総合的な劇場コンサルタントとして活躍され、
2008年には「職能としての劇場コンサルタントの確立と一連の業績」で日本建築学
会賞(業績)を受賞されています。また今回の講演会の会場は、早大学生演劇の拠
点として昨年竣工しました「早稲田どらま館」(設計施工:竹中工務店)となりま
す。当日は同館の設計説明や見学会も併せて実施いたしますので、会員の皆様是非
お集まりください。

○日時:2016年12月6日(火)18時30分~
○場所:早稲田小劇場どらま館
※詳細の案内は後日事務局より配信いたします。
※伊東氏の紹介文は特別功労賞の推薦文(大内政男氏)より引用しています。


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03≪研究室からのご案内≫
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■連続セミナー「建築論の現在」第16回 人間生活遺構という視点から建築の在りよ
うを問う

 近代建築が普及、成熟しながら既に、歴史的資料として振り返られる時期に至って
いる。ル・コルビュジエの世界遺産化もその顕れであろう。私たちが生活している周
縁の建築群やまちなみ、近代建築群もその価値の如何に拘わらず継承、保存の問題は
喫緊の課題といえる。建築学はそれに指針は与えるとして、それ以外の関係によって
当該の課題は具体化されることとなる。一般の人々の持す建築という存在性の認識・
理解を、建築学自体が包摂する思想をもたなければならない時期に来ているのではな
いか。そこに住まう人々が歴史を継いで生き生きと住まい続ける建築、街並み、その
在り方をとおしてそれらを掛け替えのないものとしても見ているのではないか。その
ような在り方を人間生活遺構とするなら、そのような視点からの建築という存在を、
多様なパラメーターで問い直すことは意義深いことと考える。

パネラー 加藤詞史(建築家・早稲田大学)、長島明夫(「建築と日常」編集者)、
米山勇(江戸東京博物館)
質疑:市原出(東京工芸大学)、奥山信一(東京工業大学)、岸田省吾(東京大学)
、小林克弘(首都大学東京)、坂牛卓(東京理科大学)、田路貴宏(京都大学)、富
永譲(法政大学)等小委員会委員
まとめ  小岩正樹(早稲田大学)
主旨説明 西垣安比古(京都大学/建築論・建築意匠小委員会主査)
主題解説 入江正之(早稲田大学)

○主催:日本建築学会 建築歴史・意匠委員会 建築論・建築意匠小委員会
○日時:2016年11月19日(土)15:00~18:00
○会場:早稲田大学西早稲田キャンパス63号館05会議室(東京都新宿区大久保3-4-1)
○参 加 費:会員1,500円、会員外2,500円、学生1,000円(資料代含む,当日会場で
お支払いください)
○定  員:100名(当日会場先着順・事前申し込み不要)
○問 合 せ:日本建築学会事務局事業グループ 一ノ瀬 TEL:03-3456-2051
 E-mail:ichinose@aij.or.jp


■早稲田大学建築学科・建築学専攻 構造系出身者懇親会のご案内(曽田研究室)

ようやく涼しさを感じるようになってまいりましたが、皆様はその後お変わりなくお
過ごしでございましょうか。最近、幅広い年代のOBの皆様より構造系出身者の集まり
をされてはいかがかとの声を掛けられていました。連絡網の整備などの準備は不十分
と承知しておりますが、連絡網整備のきっかけとする意味合いももって、お会いする
機会を設けることと致しました。
せっかくの機会ですので、内藤多仲先生ゆかりの早稲田奉仕園スコットホールにご集
合頂き、最近の話題を2、3ご紹介いただいた後に隣接するリバティーホールにて懇親
会をするように計画させていただきました。以下に詳細をご案内申し上げますので奮
ってご参加頂けましたら幸いです。

○日時:11月18日(金) 午後4時より講演開始、午後6時より懇親会
○講演会場:早稲田大学奉仕園スコットホール http://www.hoshien.or.jp/
○懇親会場:早稲田大学奉仕園リバティーホール(上記スコットホール隣接(0分))
○参加費:4000円(懇親会費)、講演会は無料
○幹事:曽田五月也(苗S46)、脇田健裕(苗H16)
○参加申し込み:卒業年、卒業研究室、お名前を下記メールアドレスにご連絡下さい。
 e-mail: wasob2016@soda.arch.waseda.ac.jp
○お問合せ:早稲田大学建築学科曽田研究室 03-5286-3278


■「医学を基礎とするまちづくり(MBT)コロキウム」の開催について(後藤研究室)

早稲田大学・奈良医大の共同研究「MBT」のさらなる推進に向けて2012年より、奈良県
立医科大学と早稲田大学は 「医学を基礎とするまちづくり( MBT : Medicine-BasedT
own)」に関する研究を進めています。
この研究は、わが国が直面する喫緊の社会的課題に対し、両大学の協働を核に、産学
官の連携による課題解決を目指すものです。2015年、早稲田大学は重点領域研究とし
て「医学を基礎とするまちづくり研究所」(所長:後藤春彦 早稲田大学 教授) を
設立し、また奈良県立医科大学では2016年4月、産業界と一体となって「一般社団法
人MBTコンソーシアム」(理事長:細井裕司 奈良県立医科大学 理事長・学長)を
、さらに2016年6月には「MBT(医学を基礎とするまちづくり)研究所」(所長:細井
裕司)を設立しました。
このように、研究体制が強化されたことを受けて、急がれる社会的課題の解決に対し
て一層の研究推進をはかるべく、この度コロキウムを開催する運びとなりました。
皆様のご参加をお待ちしております。

コロキウム開催概要

第1部「早稲田大学研究院フォーラム2016『医学を基礎とするまちづくり(MBT)の
最先端』」
○日時  :2016年11月14日(月) 13:30-17:00(開場13:00)
○会場  :早稲田大学大隈記念講堂  ※定員:1,100名(無料)

第2部 「新産業創生のための企業と医師との交流相談会」
○日時  :2016年11月14日(月) 18:00-20:00
○会場  :リーガロイヤルホテル東京 ※定員:500名(会費:2,000円)

【参加申し込み、詳細情報】
早稲田大学 重点領域研究機構 医学を基礎とするまちづくり研究所
ホームページ:http://pi-mbt.wix.com/home
【問い合わせ】
同研究所メールアドレス:wasedambt@gmail.com


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04≪ギャラリー情報≫
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■「エッジを歩く/東チベット高原紀行」北田英治写真展
台湾、朝鮮半島、ベトナム、インドそしてタイ北部・・・アジアのさまざまな民族の
暮らしを撮り続ける北田英治が、東チベット高原の学校建設に参画して、現地の人々
とその生活を写真に収めた。このたびはその一部を紹介します。
○期間:11月5日(土) ~ 12月24日(土)
○会場:Gallery TEN 東京都港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館8階
○開館時間:平日(10:00~18:00)、土曜日・祝日(12:00~18:00)
○休廊日:日曜日
○入場料:無料
○URL:http://www.gallery-ten.tokyo/
○問合せ:info@gallery-ten.tokyo


■彩寿会 第13回秋季展2016 開催のお知らせ
 彩寿会は,早稲田大学建築学科の同窓の絵画同好会で,かつてのNHKテレビドラマ
「おはなはん」の原作者林謙一氏(旧苗6)の提唱で、1974年に発足した伝統あるグ
ループです。現在32名の同人で活動しています。この度『秋季展』を開催しますの
で、是非ご来場ください。

○会期: 2016年11月29日(火) ~ 12月6日(火)
○時間: 11:00 ~18:30(初日:14:00~,最終日:~15:00)
○場所: 建築会館ギャラリー
     〒108-8414 東京都港区芝5-26-20 日本建築学会(1階)
     TEL:03-3456-2051
○オープニングパーティ: 初日16:00より開催しますので,どうぞお立ち寄りください。
○彩寿会ホームベージ http://www.saijukai.org/
○お問い合わせ: 世話人:高橋志保彦(苗34),高戸章(苗48)
        e.mail:shiohiko@dream.big.or.jp


■ 建築と社会を結ぶ -大高正人の方法
文化庁は平成24年11月に設置した国立近現代建築資料館において、我が国の近現代
における著名な建築・建築家の建築資料に関する、収集、保管、展示、調査研究等
の事業を行っています。このたび、我が国の近現代建築資料が持つ文化的・芸術的
・学術的価値を広く発信する取組として、企画展示「建築と社会を結ぶ―大高正人
の方法」を開催しますのでお知らせします。

【展覧会のみどころ】
「建築と社会を結ぶ―大高正人の方法」では、国立近現代建築資料館で行ってきた
大高正人資料の調査を基に、図面・スケッチ・写真・書簡等の資料を通して大高正
人の建築活動の全体像を紹介します。
大高は目標とする建築のテーマとして「PAU」、すなわちPrefabrication、
Art&Architecture、Urbanismの統合を掲げ、建築部材の開発から都市計画に至る
まで幅広い仕事に取り組みました。本展では,大高が目指した「PAU」とは何かを
考えながら、大高が「PAU」に取り組んだ仕事の軌跡を年代順に追いながら展示し
ます。学生時代から前川國男建築設計事務所を経て独立する頃までの知られざるス
ケッチ群や建設過程を記録した写真などには初公開の資料が多く含まれます。また、
あまり知られるとのなかった後期の都市計画への取組も図面や報告書等を通して紹
介します。今回は建築資料館初の試みとして、本展のために撮り下ろした大高の出
身地である福島県三春町の作品映像と、協力大学の学生の制作による模型を展示し
ます。
大高が取り組んだ普遍的なテーマは、現代においても大きな問いを私たちに投げか
けています。イベントの詳細や申し込み方法等については、下記のホームページで
ご確認ください。

○会期  :平成28年10月26日(水)~平成29年2月5日(日)
○会場  :文化庁国立近現代建築資料館
○開館時間:10:00~16:30
○休館日 :平成28年11月12日(土),12月29日(木)~平成29年1月3日(火)
○ホームページ:http://nama.bunka.go.jp/


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05≪こちら事務局≫
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先月は、大隅良典東工大栄誉教授がノーベル医学生理学賞を授与されたことに
敬意を表したい、と書いた。その大隅教授が、この分野において今の日本の若い
研究者からノーベル賞を受賞する人間は出ないだろう、とコメントしたことに、
一瞬‘どうして’と思った。成果がすぐに実利に結び付く研究が優遇され、基礎
的な研究への研究費が削られている、そうだ。企業の研究所なら分からなくもな
いが、国の方針がそのようになっているという。どのような人が立案し、どのよ
うな人が承認しているのだろう。
私たち実学の世界にいる人間にとって、当面の利害に関係ない基礎的な研究にロ
マンを感じるのは私だけではないと思う。
   事務局  大木


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≪お願い≫
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■ イベントの掲載希望について。
メルマガは毎月初めに発行しています。
  原稿はなるべく早めにお送りください。直前の場合、お断りすることもあります。
掲載に際しては、広報委員会で検討させていただきます。
※掲載条件:当該年度の年会費納入
E-mail:wapmeruma@crocus.ocn.ne.jp
■ 広告掲載ご希望の方は以下のアドレスまでご連絡ください。
E-mail:wapmeruma@crocus.ocn.ne.jp
■ 配信が不要な方、またメールアドレスの登録・変更は下記稲門建築会
事務局までご連絡ください。
TEL&FAX:03-3208-0640
 E-mail:wapmeruma@crocus.ocn.ne.jp

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【稲門建築会メルマガ】No.154≪2016.11.11≫
総編集長 :稲門建築会会長 菅原道雄 (苗S36)
編集責任者:広報委員長 竹部友久(苗H01)
学生委員(メルマガ担当):  秋山雄一(修1)、井田悠介(修1)、大井雅史(修1)、
鈴木弾(修1)、瀬尾翔(修1)、星野匠(修1)、矢嶋優太(修1)、
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