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コロナ感染予防対策としての活動自粛Q&A 200612

2020.06.23up

以下早稲田大学校友会からの長文のメッセージです。
引用元のサイトのURLは以下となります。
http://www.wasedaalumni.jp/news/200612.html


【新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う 年内における校友会・稲門会活動についての補足事項 および萬代代表幹事からのメッセージ 】
5 月 22 日付で「新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う 2020 年度ホームカミングデー・稲門 祭の開催中止および校友会各支部・稲門会への要請期間再延長(年内)について」を通知させて
いただきました。通知文の中で年内の活動方法等については記載をさせていただきましたが、こ
の新型コロナウイルスの感染状況が刻一刻と変化していることや地域によって状況が異なること から、校友の皆様が判断に迷う点やわかりづらい点があったかと思います。 つきましては、ご質問の多かった内容につきまして、あらためて Q&A の形式で補足をさせて いただきますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

①自分の地域はこれまでも感染者数が少なく首都圏と状況が異なるので、心配は無用であるから
活動することを認めてほしい。
⇒確かに、地域によって差があり、これまでも感染者が出なかった(ほぼ出ていない)エリアが
あることは承知しております。ただ、交通が発達している今日は、当たり前のように各都道府 県を往来する人の移動がありますので、油断はできないと考えております。 感染を避けるためには、メール・郵送・電話・インターネット機能(オンライン)などの手段
が最も無難ではありますが、国や各自治体からの指針をきちんと遵守し、充分に注意していた だくのであれば、実際に集まって活動いただくことも可能です。 ⇒また、校友会からの要請は「お願い」であり、「強制」ではありませんので、最終的には支部・
各稲門会のご判断にはなります。ただ、これまでも早稲田大学ではありませんが、同窓会の集
まりがクラスター発生源となってしまった事例もございます。早稲田大学の同窓会組織である
校友会・稲門会の集まりで万が一、集団感染が発生してしまった場合には大きなニュースとな り、早稲田大学の教育・研究活動にも影響を及ぼしかねないということをご理解願います。

②支部・稲門会の全体会ではなく、役員だけ少人数で集まることは許可してほしい。
⇒前述いたしましたとおり、メール・郵送・電話・インターネット機能(オンライン)等の手段
が最も無難ではありますが、お集まりになる場合には、国や各自治体からの指針をきちんと遵
守し、充分にご注意いただければと思います。少人数であっても三密(密閉・密集・密接)を 避けるなどの工夫を行ってください。

③オンライン環境(PC、スマホなど)などが自宅に整っておらず、どうしても稲門会関係者で集
まらなければならない事情があるのだが、注意すべき点はあるか?
⇒国や活動される地域の自治体からの指針を遵守ください。例えば、集まる前には検温し、熱が
ある場合には外出を控える、人との距離を置く、マスクを着用する、集まる人数を可能な限り 絞る、三密(密閉・密集・密接)を避ける、などの基本事項を守ってください。







④ホームカミングデー・稲門祭を含めた年内の活動(実際に集まっての活動)についての要請を
受けたが、大変楽しみにしていたので残念でならない。新型コロナウイルスの感染は最早収束
していると言っても過言ではない。秋頃まで様子を見て、それからホームカミングデー・稲門
祭を含めた年内の活動方針を出しても良いのではないか?
⇒おっしゃるとおり、今回はかなり先のスケジュールまでの要請であり、校友会にとっては断腸 の思いでした。しかし、ホームカミングデー・稲門祭は約 15,000 人が飲食を含めて密となる形 で集まるイベントであることから、今回は安全を期して断念せざるを得ませんでした。また、
直前まで様子を見てからの判断になると、会・イベントの準備に支障を及ぼし、会場等のキャ
ンセル料も高額になってしまうこと、そして参加者のご予定(人によっては航空券・新幹線チ
ケット・ホテルなどを早めに手配される方もいらっしゃいます)なども勘案するとこの時期に
お願いせざるを得なかったことをご理解いただきたく存じます。ただし、前述いたしましたと
おり、各地域の状況や今後の感染状況などを踏まえて、国・各自治体の指針にきちんと沿った 形で活動いただくことは可能です。

⑤この数か月間、ステイホーム生活で疲れてしまった。こんな時だからこそ、稲門会の仲間と直
接会って楽しくワイワイ活動したい。学校(小学校・中学校・高等学校)や飲食店なども再開
しているのだから、校友会・稲門会活動も同様に考えてもらえないか?
⇒稲門会活動を心から愛していただいていることが充分に伝わってまいります。その点は校友会
としても大変嬉しく思います。校友会といたしましては、新型感染症が一日も早く収束し、校
友の皆様に以前と同様、安心して楽しく活発に活動していただける日が来ることを願っていま
す。その一方で、特に校友会・稲門会活動では沢山の方が集まって懇談や飲食を共にする機会
が多いこと、感染すると重篤化するリスクが高いと言われているご高齢の方も多いことから、
学校に通う児童・生徒(子どもたち)よりも、さらに一層の注意が必要であると考え要請(お 願い)をさせていただきました。田中総長や萬代代表幹事も常日頃から「早稲田の“宝”である 校友の皆様に命に関わる感染リスクを背負わせることはできない」と話しております。感染の
心配なく活動できる日を楽しみにして、今は国や各自治体の指針を遵守して健康第一優先にお 考えいただけますと幸いです。 ⇒校友会活動に関しては、「早稲田学報」をはじめとする冊子媒体やメールマガジン、Facebook (SNS)など、どこでも楽しんでいただける様々な早稲田に関するトピックスや記事を掲載し ていく予定です。また、稲門祭については中止となりましたが、今年の記念品販売は行う予定
です。記念品収益金の全額が現役学生の奨学金や緊急支援金になりますので、新しい早稲田グ
ッズについても是非楽しみながらご購入いただけましたらとても嬉しいです。こちらについて は、「早稲田学報」や校友会 WEB サイトでもご案内してまいりますので、どうぞ宜しくお願い いたします。

⑥支部・稲門会の活動として仮に集まった際には、総長・理事をはじめとする大学関係者にも出
張・出席いただきたいのだが可能か?
⇒年内の校友会・稲門会活動(実際に集まっての活動)の中止要請を行ったことにより、予定し
ていた全ての支部総会等の開催を見合わせていただくことになってしまい、その点は大変申し
訳なく思っております。ただ、今年に関しては最も感染が拡大した東京からの出張は極力控え つつ、約 1 か月間、開始を遅らせることになった授業などの教育・研究活動をなんとか継続し なければならず、感染の第二波に細心の注意を払いながら、この点に注力させていただきたい
と考えております。また、総長をはじめ大学関係者が出張することにより、多くの方にお集ま
りいただくことになってしまっては感染リスクを高めるばかりで望ましくありません。ただ、
今年の総会スケジュールは、できればそのまま来年度に生かせればと考えており、2021 年度の スケジュールにつきましては、7 月頃にはアンケートの形で打診をさせていただく予定でおり ます。田中総長や萬代代表幹事をはじめ、大学関係者は校友の皆様とお会いできることを楽し
みにしております。それまでは、感染に注意して健康第一でお過ごしいただきたいと思ってお ります。

⑦こんな時だからこそ早稲田を支援したい。自分にもできることはあるか?
⇒ありがとうございます。校友の皆様の温かいお気持ちに深く感謝しております。早稲田大学で
は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、家計支持者の収入激減や学生本人のアルバ
イト収入の減少等で修学の継続が難しくなる学生を最大限支援すべく、 「新型コロナウイルス感
染症拡大に伴う緊急支援金」を新設し、多くの校友の皆様にも早々にご支援をいただいており
ます。早々にご支援賜りました校友の皆様に、心から御礼を申し上げます。しかし、経済的に
困窮している学生は大変多く、さらなる支援の拡大と継続が必要です。早稲田大学の学生が、
誰一人として不本意にも経済的理由により修学をあきらめることのないよう、校友の皆様の継 続的なご支援ご協力をお願い申し上げます。 https://kifu.waseda.jp/contribution/w_supporters-covid19 ⇒さらに、大学への支援とは別に、卒業生が中心となって、コロナ禍で大きな打撃を受けている
「早稲田の街」を応援するプロジェクトも立ち上がりました。入学してから今日に至るまで、
私たちはいかなる時も早稲田の街と共にありました。早稲田ほど、大学・学生と一体になって
いる街は他にはありません。私たち早稲田人を育ててくれた街への応援も是非よろしくお願い いたします。 https://wasemachi-marche.stores.jp/


<早稲田大学校友会 萬代代表幹事からのメッセージ>
今年は、早稲田大学は、年明け早々、箱根駅伝のシード権復活や全国大学ラグビーフットボー ル選手権大会決勝戦で、11 年ぶり 16 回目の大学日本一に輝くなど、大変幸先の良いスタートで あったことから、この新型コロナウイルス感染症の拡大とその影響による活動の中止等について
は大変残念でなりません。また、校友の皆様におかれましても、このコロナウイルス関連による
影響が、お仕事や生活面にも大きく及び大変な日々を過ごされていることと思います。しかし、
「道が窮まったかのようで他に道があるのは世の常である。時のある限り、人のある限り、道が
窮まるという理由はないのである。」という大隈侯の言葉があります。早稲田大学の校友は、今こ そ前を向いてこの世界的危機を克服していきましょう。 このたびは、校友会・稲門会の年内の活動について厳しい要請をさせていただきましたが、校
友の皆様の健康と安全を最優先に考えた結果の要請であることをご理解いただき、ご協力くださ
いますようお願いいたします。新型コロナウイルス感染が今後拡大せずに完全に収束し、半年後
に「校友会は心配し過ぎであった。蓋を開いたらホームカミングデー・稲門祭も、その他各種活
動も問題なく実施できたではないか!」とお叱りを頂戴するくらいでちょうど良いと私は思って
います。そんな平和な日々が早く来てほしいと願ってやみません。この危機を乗り越えた後、肩 を組んで声高らかに「紺碧の空」、「早稲田大学校歌」を歌える日を楽しみにしております!

2020年6月12日 早稲田大学校友会事務局