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6/21(土)「文明評論家川添登 その足跡と人物像を語る」道具学会

2025.05.20up

6月21日に世田谷美術館・講堂にて道具学会主催「文明評論家川添登 その足跡と人物像を語る」開催のご案内です。
小巻 哲(苗1979)

【文明評論家川添登 その足跡と人物像を語る】
日時:2025年6月21日(土)13:00開演
会場:世田谷美術館・講堂
参加費:無料
講演者:木原天彦(渋谷区松濤美術館 学芸員)
    磯部孝文(株式会社GK設計 シニアディレクター
モデレータ:面矢慎介(滋賀県立大学名誉教授 道具学会副会長)

■概要(リーフレットより)
川添登(1926‒2015)
建築評論を基盤にしながら、都市、芸術、道具、デザインを通じて文明の本質を読み解いた知識人。
戦後日本におけるモダニズムや近代化に批評的視点を持ち、生活文化や空間の意味を文明論的観点から論じた。
道具学会の創設にも関与し、人間とモノの関係性を通して文明の構造を考察。
建築を超えた多分野にわたり、多くの人々に思想的影響を与えた、稀有な評論家である。

道具学会の設立に貢献された川添登氏は、道具を文明や文化の表象としてとらえる思想的枠組みを提示し、学会の理念形成に大きく寄与されました。
今回のレクチャーでは、2名の若き川添登研究者・信奉者からお話を伺います。川添氏を建築評論の枠を超えた文明批評・文化論の視座から研究する「木原天彦氏/松濤美術館」と、川添氏のメタボリズム運動を取材しその思想と人物を信奉する「磯部孝文氏/GK設計」のお二人です。会場を含めた討議のモデレータには、学会設立当時の川添氏を知る、面矢慎介 当会副会長が担当します。
没後10年となるこの節目の年に、川添氏の功績を偲び、その精神を再確認する貴重なレクチャーです。