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No.195≪2020.6.26≫

2020.09.16up

【稲門建築会メルマガ】No.195≪2020.6.26≫
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長い自粛期間も終わり、外はいつの間にか梅雨晴れの一日、
夏本番を思わせる強い日ざしも差し込む季節となりました。

今年度は新型コロナウイルスの影響で遅れておりましたが、
今月号から、メルマガ配信にも、新入生が仲間入りします。
改めて、よろしくお願い致します。

しかし、大学では依然として顔を合わせる機会が無いのが現状です。
新入生の皆様にとっては特に、新型コロナウイルスと共存する生活は、
不便さもあるとは思いますが、頑張っていきましょう。

広報学生委員 上田留理子(小林研究室 修士1年)
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00≪コンテンツ≫
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01≪広報学生委員より≫
02≪オンライン講義の現状≫
03≪こちら事務局≫
04≪こちら事務局 その2≫

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01≪広報学生委員より≫
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漫ろ心で迎えた2020年が思わぬ方向に転がり出してから、早くも半年が過ぎようとしています。
早稲田のオンライン授業も開始から二ヶ月が経ちました。
例年と比べ身体的な負担は軽くなりましたが、ゼミや授業中のグループ作業では意思疎通の難しさにも直面しています。

私は二年生の「建築表現」の授業TAを担当しているので、
期せずしてこのオンライン授業には受講生としてだけでなく、教える側としても関与することになりました。
授業中、図面を描いている学生の横に立って指導できないのは歯痒いばかりです。
しかし中にはSNSなどを活用して先輩に自ら連絡を取り、指導を仰ぐ学生も見られます。

逆境にもめげず夢へ邁進する後輩の姿に励まされ、私もまた机に向かい、
しばらく訪れることの叶わない異国の建築の資料を読み漁る日々を過ごしています。

広報学生委員 原田佳典(小岩研究室 修士1年)

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02≪オンライン講義の現状≫
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現在、早稲田大学ではオンラインにて講義を行っており、春学期はこのまま続く予定です。
そんな中、現在学生がオンライン講義をどのように感じているのかまとめてみました。

良い点
・通学時間がない
・オンデマンドの講義は好きな時間に受けられる
・服装が自由
・授業によってはレジュメが用意されていたりして、今までより分かりやすい

悪い点
・受講生同士の意思疎通が困難
・電波が悪くなったりすると、講義がまともに受けられない
・出席の記録を忘れがち
・図書館が使えず、情報を得る手段がインターネットに偏る
・Wi-Fi環境が求められるためどこでも受けられるわけでもない
・行動基盤が大学中心であったため、バイト等で余計な時間がかかる

大学でも6/22には、時間制限はあるものの門が開放され、制限が段階的に緩和されてきています。
オンライン化の良い部分はそのままに、このまま事態が収束し、今までの日常が戻ってくることを願っております。

広報学生委員 後藤佑美(早部研究室 修士1年)

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03≪こちら事務局≫
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長かったstay homeのなかでいろいろな体験をした。
事務局は4/8日~5/31日までリモートで作業を行い、理事会、評議員会、総会をメールで行い、
先日の企画運営会議はzoomで開催しITのすごさを感じた。
娘の旦那は研究職で東京から水戸へ3時間かけて通勤していたが3月からリモートで現在も自宅で仕事をしている。
朝5時に家を出て10時過ぎに帰宅する超ハードな勤務であった。
仕事は世界が相手なので時間も場所も関係なかったが会社は勤務地に集めていた。
でも今はこんな必要がないことに気付き、本人は余った時間で料理を作ったり、
子供の面倒を見たり生活が豊かになった。
そう考えるとこれからの都市の在り方やオフィスビル、住宅の作り方が大きく変わるような気がした。
これを機会に皆が豊かな生活ができるようになると良いと思った。

本号では建物と建築展のご案内をいたします。

2019年度末に信越支部長より第14回長野県建築文化賞の住宅部門で、
遠野未来さん(苗61)が最優秀賞(知事賞)を受賞との情報を頂きました。
受賞作品は「Shell House/もりのことば」という住宅です。 
まるで森の中に住む妖精が土と木で作ったといった感じの建物です。
この建物は環境系の世界で特に評価が高く、スウェーデンの雑誌に紹介されました。
遠野さんは「建築は人間」「土は皮膚」と考えて今迄設計してきたが、動かないことと人間の5感以外の「知性」を考えると、
もしかすると「建築は植物」と考えた方がこれからの建築をつくる上でいろいろ展開できそうだとおっしゃっています。
遠野未来さんは現在軽井沢で設計活動中です。詳しくはホームページをご覧ください。
https://www.tonomirai.com/


「坂 茂建築展 仮設住宅から美術館まで」が現在大分県立美術館で開催されています。(7/11まで延長されました)
展示物の案内を坂さん自身が行っている映像がおすすめです。
設計物件のほとんどのものの模型が展示され見ごたえがあります。
坂さんは多分東京にいて、学芸員の方がカメラをもって巡回し、展示物それぞれについて坂さんが説明するというものです。
ぜひご覧になって下さい。
https://youtu.be/yY0Jmd9S9Wc

事務局長 鴇田(ときた)隆(苗48)

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04≪こちら事務局 その2≫
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いつもの日常から離れて3か月ほど。
早稲田大学校友会から年内いっぱいの活動自粛の要請を受けて、正直、途方に暮れる思いでいました。

この間、メールによる会議を開催しましたが、遠方の方が参加できるという利点があり、
また書面で意見交換することで議論が丁寧に行われるという感触がありました。
先日はWEB会議で双方向の意見交換の場も設けることができました。

会議を通じて、この時期に発信すべきこと、この時期だからこそできることを
探り、活動に繋げていくことを皆で確認しました。

校友会の活動自粛については以下でご確認ください。
http://www.wasedaalumni.jp/alumni/wp-content/uploads/2020/06/fcd2bfd86e17c3477b11ef6e0e2af34b-1.pdf
稲門建築会ホームページのお知らせ欄にもアップしました。
また、学生緊急支援についてのお願いについても併せてお目通しください。

さて我が家では3人がそれぞれの居場所で在宅ワーク。
家族とこんなに長い時間を同じ空間で過ごすのは初めてのことかもしれません。
一日中パソコンに向かう日々の中で、自然と手が伸びたのは、庭仕事の道具や、長く日の目を見なかった楽器でした。
ITの可能性に期待しつつも、身体を使って何かに没頭する時間を持つことが大切だと身に沁みました。
来るべき第二波に備えて、心身のバランスを取る術を増やしたいと思います。

事務局 幸野(ゆきの)和子(苗S55)

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【稲門建築会メルマガ】No.195≪2020.6.26≫

総編集長 :稲門建築会会長 大内政男(苗S47)
編集責任者:広報委員長 兒玉謙一郎(苗H02)

学生委員:永島啓陽(修2)、坂井高久(修2)
本間菫子(修2)、津田基史(修2)
髙瀨道乃(修2)、前田侃亮(修2)
沖美彩子(修2)、木村一暁(修2)
乙戸理央(修2)、嶋田千秋(修1)
伊藤丈治(修1)、秋山曜(修1)
友光俊介(修1)、新田竜(修1)
後藤佑美(修1)、上田留理子(修1)
魚谷昭太(修1)、原田佳典(修1)

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