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No.196≪2020.7.30≫

2020.09.16up

【稲門建築会メルマガ】No.196≪2020.7.30≫
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慣れない環境で始まった春学期も終わり、新たに始まる秋学期の授業も基本的には、
オンライン授業となることが決定しました。
今はオンラインでの授業や打ち合わせにも慣れ、メリットも実感しています。
ただやはり、先生や仲間たちと直接会えないことにもどかしさを感じざるを得ません。

一方、長期化してきたこのコロナ禍で、
ウィズコロナ、アフターコロナ、ポストコロナなどといった言葉も言われ始め、
またそれらに対する考え方も人によって多様化してきているように思います。

何が正しいのかわからない暗中模索の日々ではありますが、
一人一人の考え方や行動が大切になります。
引き続き健康に気をつけて、皆で乗り越えましょう。

広報学生委員 魚谷昭太(輿石研究室 修士1年)
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00≪コンテンツ≫
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01≪田辺新一教授が文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)を受賞≫
02≪川口健一先生 特別講義「テンセグリティ:細胞から建築まで支える構造」≫
03≪ニセコ便り 北海道支部長 染谷哲行氏≫
04≪西川新八郎氏・原田敬美氏著作紹介≫
05≪九州支部 佐久間治氏の調査報告動画の紹介≫
06≪こちら事務局≫

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01≪田辺新一教授が文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)を受賞≫
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田辺新一教授が文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)を受賞されました。
心よりお祝い申し上げます。

受賞に際しまして、田辺先生からいただいた一文も、
建築学科/建築学専攻ホームページ及び、稲門建築会のホームページにて、
掲載されております。ぜひご覧ください。

早稲田大学創造理工学部・研究科 建築学科/建築学専攻HP
記事URL→http://www.arch.waseda.ac.jp/wa/3182

稲門建築会HP
記事URL→https://www.toumon.arch.waseda.ac.jp/5220

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02≪川口健一先生 特別講義「テンセグリティ:細胞から建築まで支える構造」≫
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7/15(水)にonlineにて、川口健一先生(苗S60)の特別講義「テンセグリティ:細胞から建築まで支える構造」が開催されました。

英語での講義で、多くの方がこの特別講義に参加されました。

マクスウェルのルールに始まって、テンセグリティとはどういったものなのか、
そして、テンセグリティと生物学との関係性、今後の構造デザインの可能性についてお話しくださいました。

講義概要にもあったように、テンセグリティは教科書には載っていない不思議な骨組みです。
圧縮材と引張材に別の部材を用いて、圧縮材を太く、引張材をワイヤーのような細い部材を用いることで、
まるで、圧縮材が宙に浮いているかのような、軽やかな骨組を可能にします。
また、引張材は膜に置き換えて考えることもできます。

このテンセグリティは、生物学に通ずる構造であって、
哺乳類のような内骨格の動物であるなら、圧縮材が内側、引張材が外側、
昆虫のような外骨格の動物であるなら、圧縮材が外側、引張材が内側、
といったように生物もテンセグリティの構造に置き換えて考えられます。
細胞単位でも同じようなことが言え、圧縮を支える部分と引張を支える部分は分かれています。

このように、他分野と交わっていく中で、新たな構造デザインが生まれてきた歴史があり、
今後もそのように他分野と交わっていくことで、新たな構造デザインが生まれていくはずです。

この特別講義を通して、普段深く学ぶことのないテンセグリティについて知ることができ、
今後の構造デザインの可能性についても考えさせられました。

川口先生、ありがとうございました。

広報学生委員 後藤佑美(早部研究室 修士1年)

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03≪ニセコ便り 北海道支部長 染谷哲行≫
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毎年のように土地の値段が50%アップして話題になるニセコの近況をお伝えします。

20年ほど前から豪州の人たちがニセコに集まるようになってきました。
夏冬の逆転に目を付けたアウトドア派の若者達です。
冬はスキーやスノボ、夏はカイトやラフティングを楽しみにやってきました。
10年ほど前からはアジア(中国・香港・シンガポール・タイなど)の人達が、
自国に無い《雪と涼しい夏》を求めて来るようになりました。

1週間から1ヶ月の滞在に合わせた施設が雨後の筍のように建ち始め、
アッという間にサンモリッツやウィスラーのようなリゾート地に変身したのです・・・。
稲門建築会ホームページの会員からの情報にて、写真をアップしましたのでご覧ください!!!

記事URL→https://www.toumon.arch.waseda.ac.jp/5256

北海道支部長 染谷哲行(苗S48)

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04≪西川新八郎氏・原田敬美氏著作紹介≫
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著書の紹介 1
西川新八郎氏(苗S38)が「ライト&タウト たおやかに -建築家が視る日本文化の輪郭-」を出版されました。
古谷先生が序をお書きになりました。
著者は建築家で「建築を学ぶ過程で、又社会の実務に身を置きながら何時も、
幾度となく振り返って来た、日本的なもの、日本文化の壮大な魅力を確信したくなった。」
「ライトとタウトの二人の建築家を通して日本文化、その独自性と普遍性をより知り、
ライフワークとしてまとめた。」とおっしゃっています。

中央公論事業出版 定価 本体3000円(税別)
詳細URL→https://www.toumon.arch.waseda.ac.jp/5281

著書の紹介 2
原田敬美氏(苗S47)が「欧米に学ぶ 健康快適都市」を出版されました。
著者の経歴は異色で東京都港区長を2000年6月から2004年6月まで務められ
2005年にはイタリア連帯の星コメンダトーレ章叙勲を受けました。
過去50年間にわたって調査・研究した欧米の建築、都市、大学、地方自治体などについて纏められ、
最終章ではパンデミック後の都市について提案されています。

都政新報社 定価 本体2500円(税別)
詳細URL→https://www.toumon.arch.waseda.ac.jp/5237

二冊とも稲門建築会ホームページの会員からの情報にアップしてありますのでご覧ください。

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05≪九州支部 佐久間治氏の調査報告動画の紹介≫
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九州工業大学教授の佐久間治氏(苗S58)が、2020年度に北九州産業技術保存継承センターの調査研究として、
自ら企画構成して、『北九州における近現代建築の地域資源としての意味と評価』、
『北九州における近現代建築の地域資源としての見える化』という、
都市変遷と近現代建築との関係性についての調査報告を行い、
同時に、成果を市民がわかりやすく理解してもらうために、
動画『わたしの北九州~近代建築発祥の地に刻まれた近現代建築の軌跡を訪ねて』を監修、制作されました。

稲門建築会ホームページの会員からの情報に、
より詳しい情報と各言語の動画URLがアップしてありますのでご覧ください。

詳細URL→https://www.toumon.arch.waseda.ac.jp/5195



稲門建築会ホームページ及び建築学科/建築学専攻ホームページには、他にもたくさんの情報がアップされております。
ぜひ一度、訪れてみてください。

稲門建築会HP
URL→https://www.toumon.arch.waseda.ac.jp/

早稲田大学創造理工学部・研究科 建築学科/建築学専攻HP
URL→http://www.arch.waseda.ac.jp/wa/

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06≪こちら事務局≫
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このたびの豪雨災害により被災された
皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

8月が近いというのに東京では毎日梅雨空が続いています。
各種会議はメールからZOOMに代わり事務局も最新IT技術をマスター出来るようになりました。
31日には支部長会をZOOMにて開催予定で、本当に物理的距離が無くなった気がします。

今月号から各支部の便りを北から順に載せることにしました。
来月はお休みで9月には新企画も考えています。
今年も学生委員は行動的なので今後が楽しみです。

事務局長 鴇田 隆(苗S48)

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【稲門建築会メルマガ】No.196≪2020.7.30≫

総編集長 :稲門建築会会長 大内政男(苗S47)
編集責任者:広報委員長 兒玉謙一郎(苗H02)

学生委員:永島啓陽(修2)、坂井高久(修2)
本間菫子(修2)、津田基史(修2)
髙瀨道乃(修2)、前田侃亮(修2)
沖美彩子(修2)、木村一暁(修2)
乙戸理央(修2)、嶋田千秋(修1)
伊藤丈治(修1)、秋山曜(修1)
友光俊介(修1)、新田竜(修1)
後藤佑美(修1)、上田留理子(修1)
魚谷昭太(修1)、原田佳典(修1)

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