TOP ニュース

11月5日(土)・6日(日) 理工展のご報告

2017.01.09up

11月5日(土)、6日(日)の理工展にて、早稲田を卒業した著名な建築家の作品・図面を収集し、見開きA2版の大きさに装丁した「稲門建築ライブラリー」の図集を、公開しました。今年度も、早稲田建築OB・OGの方、小さいお子さんを連れた家族の方、高校生など、多世代の多くの方に訪れていただき、2日間にわたって大盛況でした。

理工展での「稲門建築ライブラリー」の公開は一昨年よりはじまり、普段一般公開されていない稲門建築ライブラリーをどのように活用していけばよいか考えてきました。色々な意見があるなかでも「電子アーカイブ化されれば、必要な箇所を印刷して閲覧できるので大変ありがたい」という意見をうけ、現在では図面の電子アーカイブ化が少しずつ実現されており、最近編集されたものについては稲門建築会のHPから閲覧可能になっています。

そのような進化を遂げている稲門建築ライブラリーの企画に加え、今年度は学生企画として、事業委員会の1年間の活動をまとめたパネルの展示と藤森照信氏の作品「高過庵」の模型展示を行いました。

2016年6月に藤森照信氏の講演会「自然を活かした建築のつくりかた」を行いましたが、学生からの反響がとても大きく、藤森先生の人気は、建築からにじみ出る手作り感にある、と私たちは考えました。現代建築の施工の効率性ばがりを重視した建築に対し、学生は少なからず疑問を持っているのではないか、と感じ、「自らの手で」「自然を活かしてつくる」藤森先生の建築の魅力や可能性を伝えたいと思い、藤森先生の建築作品を模型展示するという企画を理工展に出展しようと考えました。

学生委員一同で夏休み中に長野県茅野市にある「高過庵」「泥舟」「神長官守矢史料館」に行き、実際の建築作品を見学させていただきました。スケッチやディテールの観察を通し、より実物に近い「手作り感」が伝わるよう、試行錯誤を重ねて模型を制作しました。理工展には建築を専門としない方も多く来訪されたため、少しでも建築に興味を持ってくださった方がいらっしゃれば嬉しく思います。

今回、このような貴重な発表の機会をいただけたことに深く感謝いたします。また、作品見学をさせてくださった、藤森先生、藤森研究室の小渡さん、藤森政勝さん、神長官守矢史料館の柳川さん、会場に足を運んでくださった皆様に心よりお礼申し上げます。

(事業委員会学生理事 藤井真麻)